マンガ1万冊を読んできたハックルさんがオススメする10冊

こんにちは! 源氏山楼のよいこです。

 

今日は、ハックルさんのオススメのマンガをご紹介します。

これまで1万冊ものマンガを読んできたというハックルさん。1日1冊ペースでも30年以上かかる量に相当します!

そんなハックルさんが、1万冊という膨大な数の中から選びに選び抜いたオススメの10冊をご紹介。

どれも面白いだけでなく、ハックルさんのクリエイティブ人生に多大な影響を及ぼした作品です。

 

紹介する上でのルール:1人の作家につき1つの作品まで。

 

それではさっそくランキング形式でいきます!

ばばばーん!

 

第10位 SLAM DUNK 井上雄彦 全31巻

Slam dunk―完全版 (#1) (ジャンプ・コミックスデラックス)

Slam dunk―完全版 (#1) (ジャンプ・コミックスデラックス)

 

ジャンプ黄金期の名作。好きなシーンは、桜木花道が、反目し合っていた流川とパスを交わすことができた場面。弱みを克服することの感動が描かれています。うるうるきちゃう。

 

第9位 動物のお医者さん 佐々木 倫子 全12巻

このマンガのすごいところは、様々な動物の、それぞれに特有の生態が極めて克明に描かれているところ。 

少女マンガというカテゴリーながら、これまで読んだ1万冊の中で一番笑った作品。少年ギャグマンガでも無いくらいの、爆笑に次ぐ爆笑!

 

第8位 HUNTER×HUNTER 冨樫義博  連載中32巻

 中でも「蟻編」の、どちらが勝つか分からないハラハラドキドキ感は、昔ながらの古き良き対決マンガの良さを存分に味わうことが出来る。子供の頃対決マンガを読んで感じていた、どっちに転ぶんだろう!?っていうあの気持ちを、大人になった今でも思い起こさせてくれる。

現代において一番面白いマンガといえる。

 

第7位 ヒストリエ 岩明均 連載中8巻

ヒストリエ(5) (アフタヌーンKC)

ヒストリエ(5) (アフタヌーンKC)

 

ギリシャ時代を舞台とすると同時に、歴史書を著した人物を主人公とした、二重の歴史を描いた作品。もともと小説や演劇、絵画などのコンテンツは、歴史書や伝承が進化して形成されたもの。そんな、エンターテインメントの大もとである「歴史」に真正面から取り組んだ超大作。 

 

第6位 舞姫 テレプシコーラ 山岸凉子 全10巻

極めてリアルでドキュメンタリーチックな描写は、まるで実在の人物を追いかけているかのような感覚に陥る。現代というものを知るにはこれ以上の作品はない。

ドキュメンタリーチックという意味では、「もしドラ」の作風にも大きな影響を及ぼした。

 

第5位 SEWING 柳沢きみお 全11巻

SEWING 11 (少年チャンピオン・コミックス)
 

 「特命係長・只野仁」や「月とスッポン」などで知られる作者の隠れた名作。

80年代の原宿を舞台にした、ファッション業界に生きる若者の群像劇。前述の「テレプシコーラ」が2000年代をドキュメンタリーチックに描いた作品だとすれば、この「SEWING」は80年代をドキュメンタリーチックに描いた作品。当時の原宿の雰囲気がものすごくよく分かる。

ハックルさんにとっては、自らの青春時代と重なる時期でもある。

 

第4位 火の鳥 手塚治虫 全12巻

火の鳥 1

火の鳥 1

 

 手塚作品は大好きなものがたくさんあるが、中でも一つだけ選ぶとしたらこの「火の鳥」。

輪廻転生をテーマとした「鳳凰編」は、「死」ということについて深く考えさせられてしまう。

ハックルさんにとっては、死生観、人生観に深く根ざした、人生を大きく変えたともいえる作品。

 

第3位 おれは鉄兵 ちばてつや 全31巻

おれは鉄兵 (1) (講談社漫画文庫)

おれは鉄兵 (1) (講談社漫画文庫)

 

 「あしたのジョー」で知られるちばてつやの、もう一つの代表作。

いろいろな地を冒険する過程で描かれる移動の空間の表現が秀逸。作品の中に一つの箱庭のようなものが存在し、その世界がありありと感じられる。

背景や構図により作品の世界を伝える能力にズバ抜けて優れた作者。だからこそのめりこみ、一緒に冒険することによって、ドキドキワクワクすることが出来る。

 

第2位 童夢 大友克洋 全1巻

童夢 (アクションコミックス)

童夢 (アクションコミックス)

 

 街の様子が克明に描かれた作品「AKIRA」が最も有名な大友克洋だか、その作風の転機となったのが、この「童夢」であるといっていい。街やビルを描くことのきっかけとなった作品。

中でも「団地の爆破シーン」の絵は、これまでのマンガに無い、衝撃を受けるような、何とも言えない表現がなされている。マンガというものの考え方を根底からくつがえす作品。

 

第1位 がんばれ元気 小山ゆう 全28巻

この作品のすごいところは、物語の構成。

主人公の5歳〜19歳を描いた作品で、8年間の連載で発表された。にもかかわらずなんといってもすごいのは、第1話のエピソードが、8年後に描かれた最終話の伏線になっているのである。

小説や映画と違い、連載マンガでは通常、このような見事な構成は不可能である。28巻という長さにも関わらず、起承転結のはっきりした奇跡のような作品。マンガというものが到達した一つの金字塔である。

なにかのクリエーションに携わる人にとっては、起承転結を学ぶのに欠かせない作品。

 

 

以上、ハックルさんオススメの10冊、いかがでしたでしょうか! いずれも劣らぬ傑作です!

小説よりも映画よりも、マンガに一番のめり込んできたというハックルさん。そんなハックルさんのクリエイティブに大きな影響を与え、人生をも変えたのがこの10冊。

 

皆さんも是非読んでみてください。人生が変わること間違いナシです!

 

関連動画


マンガ1万冊を読んできたハックルさんがオススメする10冊〜前編〜 - YouTube

 


マンガ1万冊を読んできたハックルさんがオススメする10冊〜後編〜 - YouTube

 

 

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